Skip to content

パラメータ校正(力ずく / brute force)

力ずく(brute force)モードは、各パラメータを総当たり(グリッド探索)的に変動させ、

  • ピークが鋭い(=半値幅が小さい)
  • d 値のずれが小さい

という条件を最もよく満たす最適値を探します。幾何学的最適化が収束しにくい、不完全なリングやノイズの多いデータに有効です。ツールの概要は各種ツール、基本的な流れは実際の手順も参照してください。

手順

  1. 画像データとパラメータを読み込ませて、パラメータ校正(brute force) をクリックします。

    パラメータ校正(brute force)の起動 力ずく校正ウィンドウ

  2. 標準試料を選択します。選択肢にない場合は Others を選び、手動入力してください。

  3. Get profile でプロファイルを表示させます。
  4. 最適化に使いたくないピーク線は、ダブルクリックすると除外できます。
  5. オプションを設定し、Optimize ボタンを押すと最適化が始まります。

オプション

オプション設定

Fitting range

各ピークに対してフィッティングする角度範囲を指定します。

繰り返し回数

最適化を繰り返すサイクル数を指定します。

各パラメータのオプション

チェックした項目に対して最適化が行われます。各パラメータは、指定したステップ(Initial step)で、指定した範囲(Search range)を動きます。

たとえばカメラ長の初期値が 100 mm、Initial step が 0.05 mm、Search range が 4 の場合、99.80, 99.85, 99.90, 99.95, 100.00, 100.05, 100.10, 100.15, 100.20 mm の 9(=Search range × 2 + 1)通りのカメラ長を試します。

各パラメータの試行回数が N1, N2, N3, … のとき、1 サイクルの総試行回数は N1 × N2 × N3 × … になります。上の例で 4 個のパラメータをそれぞれ Search range = 4, 4, 3, 6 とすると、(4×2+1) × (4×2+1) × (3×2+1) × (6×2+1) = 7371 回となります。つまり 7371 通りのパラメータ群を試し、最もピークが鋭く d 値のずれが小さい組み合わせを探します。

Warning

Search range を大きくすると試行回数が急増し、1 サイクルの時間が長くなります。ご注意ください。

ステータス画面

ステータス画面

パラメータ校正中は、上のようなステータス画面が表示されます。

  • Cycle: その時点でのサイクル数です。あるサイクルが終わると、そのサイクル内でベストだったパラメータ群を初期値として次のサイクルが始まります。もしベストなパラメータが前のサイクルと全く同じであれば、ステップを 0.8 倍して次のサイクルに入ります。
  • Current best values: その時点でのベストのパラメータです。
  • Current steps: その時点での各パラメータのステップです。
  • No1, No2, …: そのサイクルにおける評価値のベスト 5 が表示されます。最初はどんどん下がっていき、最適値に近づくと収束します。

評価値 R

評価値 R の計算式は次の通りです。

評価値 R の式

ここで H は、バックグラウンド減算後のピークの高さです。