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対称性情報 (Symmetry Information)

Symmetry Information は、選択した結晶の空間群対称性の詳細情報を表示し、さらにInternational Tables for Crystallography Vol. A の様式に沿った対称要素・一般位置の模式図を描画します。

対称性情報

ウィンドウは、空間群の情報(左上)、計算・表のタブ領域(右上)、2つの模式図(下部)から構成されます。

対称性の理論的背景 (Appendix A4)

ヘルマン・モーガン/Hall/シェーンフリース記号が実際に何を表しているか、Properties(群の性質)タブの群論的分類(中心対称・Sohncke・Symmorphic・極性、…)、下部の対称要素・一般位置模式図の意味、そして Group Relations...(群の関係)が示す群・部分群の関係は、すべて Appendix A4. 対称性と空間群 で説明しています。


キーボード・マウスショートカット

このウィンドウに特別なキー/マウスの組み合わせはありません。F1 でこのマニュアルページが開き、2つの コピー ボタンで対称要素図・一般位置図をクリップボードへコピーします(コピー形式 の選択に応じてベクター emf またはラスター bmp)。

→ 全ウィンドウの一覧は 21. キーボード・マウスショートカット を参照。


空間群の情報

左上のパネルには、現在の空間群について以下が表示されます。

  • Number(1〜230)と設定インデックス
  • Crystal System(結晶系)
  • Point Group(結晶族点群) : ヘルマン・モーガン (HM) 記号とシェーンフリース (SF) 記号
  • Space Group(空間群) : HM短縮記号・HM完全記号・SF記号・Hall記号

Geometrics Calculation(幾何計算)

幾何計算

2つの結晶面 \((h_1, k_1, l_1)\), \((h_2, k_2, l_2)\) または2つの方向指数 \([u_1, v_1, w_1]\), \([u_2, v_2, w_2]\) を入力すると、次が得られます。

  • 各面の面間隔/各軸の長さ
  • 2面間(または2軸間)の角度
  • 両面に垂直な方向指数両軸に垂直な面指数

これらは現在の単位胞の計量に基づいて計算されます。


Wyckoff Positions(ワイコフ位置)

ワイコフ位置

すべてのワイコフ位置について、多重度・ワイコフ記号・サイト対称性・一般/特殊位置を一覧表示します。複合格子では 格子並進ベクトルがヘッダ行に示されます。


Conditions(反射条件)

反射条件

複合格子、らせん・映進などの対称操作に由来する反射(出現則)条件を表示します。


Operations(対称操作)

対称操作

一般位置のすべての対称操作(格子心付けの並進は展開済み)を、座標トリプレット・Seitz記号・平易な幾何学的種類(例: 「3-fold rotation」「c-glide plane」「screw axis」)で一覧表示します。コピー (CIF) で全リストをCIFの _space_group_symop_operation_xyz ループとしてクリップボードにコピーできます。

→ この3通りの表記の読み方は Appendix A4.1 を参照してください。


Properties(群の性質)

群の性質

現在の空間群の群論的分類(一般位置の多重度、点群の位数、中心対称、Sohncke、Symmorphic、極性、掌性対の相手、結晶族・格子系・ブラベー型、算術結晶類、Patterson対称)と、その対称性で許容される巨視的物性(焦電性/強誘電性、圧電性、第二高調波発生、旋光性)を表示します。

→ 各用語の意味は Appendix A4.1 を参照してください。


Settings(設定一覧)

設定一覧

現在の空間群と同じIT番号を共有するすべての収録済み原点・軸設定の選択を、それぞれのHM記号・Hall記号とともに参考として一覧表示します。現在表示中の設定にはマークが付きます。行を選んでも結晶は変更されません。


対称要素・一般位置の模式図

対称要素・一般位置の模式図

下部の2つのパネルは、International Tables for Crystallography Vol. A の表記に則った空間群の対称性模式図を再現します。

  • 対称要素 (左): 回転軸・らせん軸、鏡面・映進面、反転中心・回反点を、慣用の図記号で描画します。
  • 立方晶系の\(F\)格子に関しては、単位胞の1/8の領域(Upper left quadrant only)のみを表示します。
  • このような対称要素は Structure Viewer の3Dモデル上にも直接描画することができます。

  • 一般位置 (右): 一般等価位置を円(コンマ付きは鏡像)で表示し、分率座標を付記します。

  • 立方晶系についてのみ、3回回転軸で結ばれる三つの円をつなぐ補助線が表示されます。

模式図の下のコントロール:

  • 投影方向a / b / c) : 投影する結晶軸を選択します。
  • コピー : 各模式図を、コピー形式 で選択した形式(ベクター emf /ラスター bmp)でクリップボードにコピーします。emf は PowerPoint でグループ解除して編集できます。
  • 群の関係...(Group Relations...) : 現在の空間群の極大部分群/極小超群の関係を閲覧するブラウザを開きます。読み方は Appendix A4.2 を参照してください。

関連項目